今秋の中国共産党第19回党大会で、習近平国家主席

今秋の中国共産党第19回党大会で、習近平国家主席(64)の最側近の一人として知られる陳敏爾(ちん・びんじ)重慶市党委書記(56)が、政治局常務委員会に入る人事が内定したと、28日、毎日新聞が報じた。

政治局常務委員会は、習近平を含む7人で構成される中国の最高指導機関。陳敏爾がメンバー入りを果たすとすれば、事実上、5年後に任期を終える習近平の後継者に決まったものと考えられる。

はたして、「ポスト習近平」の決定は、日本の安全保障にどのような影響を及ぼすのか? 長年にわたり人民解放軍の研究を続け、中国の政軍関係に詳しい阿南友亮・東北大学大学院教授に話を聞いた。

http://whrououo.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/wsrewrwer
http://www.freeml.com/bl/15744756/210339/

――陳敏爾が「ポスト習近平」に決まったと聞いたときの感想は? 

その報道が本当だとすれば、中央委員からの2段飛びの大抜擢ですが、陳敏爾は党中央での経験がまだ不充分なので、必然的に習近平を後ろ盾として頼りにせねばならないでしょう。したがって、仮に5年後に政権運営を引き継いだとしても、習近平政権の内政・外交路線から大きく逸脱する可能性は低いと思われます。

また、陳敏爾は軍歴を持っていないので、現在の軍拡路線が継続するものと思われます。

――軍歴がないのに、軍拡をするのですか? 

逆説的に聞こえるかも知れませんが、中国は軍歴を持たない指導者の方が、軍拡が進みやすい政治構造を有しているのです。実際、軍歴を持たない習近平政権のもとで、中国の軍拡は加速しました。

http://www.freeml.com/bl/15744756/210340/
http://www.freeml.com/bl/15745331/310866/